雑味は美味しくない部分とよく言われるけど、美味しくない部分が出てしまう原因はなんなのか。
どうしたらうまく美味しい部分だけでコーヒーを淹れることができるのか。本記事はそんな悩みを抱える方向けに10年弱業界で学んだコーヒーオタクが実体験をもとに書かせていただきます。
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コーヒーの雑味が出てしまう原因3選
雑味とは「美味しくない部分」の総称ですが、ではなぜ「美味しくない部分」が出てしまうのか、その原因を3選ご紹介します。
コーヒー豆の保管方法が間違っている?!
コーヒーの食品ラベルにはよく高温多湿を避けるように書いてあります。これは未開封の状態でも必ず守り、湿気を吸湿するシリカゲルや冷暗所など保管するのがいいでしょう。さらに開封後からは空気に触れることでも酸化が進み、えぐみが出てしまうので最低でもガス抜き付のジッパー袋に入れて保存するようにしましょう。(ガス抜き付にするのは、焙煎した豆からは炭酸ガスが出てしまい袋が膨張してしまうので)
豆と粉の保管できる期間を書いておりますので参考にしてください。
豆の場合・・・開けてから約1ヶ月
冷凍保存することもできますので、そちらであれば2カ月~3カ月は持ちます。
わたしは入れっぱなしで忘れるので手前に入れますが、奥の方にいれるのが温度変化が少なくより長く持ちします。
粉の場合・・・開けてから10日から2週間
豆と違って細かく粉砕してしまっているので空気に触れる面積が増えるため、豆よりも早く飲むことをオススメします。
コーヒーの挽き方が細かすぎる⁈
抽出する道具により違いはありますが、その道具に適した挽き目よりも細かくなってしまっているので一粒一粒に触れる液体の面積が多く、そしてより早く浸透するためコーヒーの美味しい部分が抽出されたあとの美味しくない部分も一緒に抽出されてしまうのです。
さらに細かく説明すると微粉と呼ばれるさらさらしたパウダー状の粉が多いと上記の液体が触れる面積そしてその数が増してしまうので、自身が想定した抽出速度よりも早くなるため、一緒に「美味しくない部分」まで抽出されてしまうのです。
より詳しく知りたい方は別記事で書いている5種類の挽き方の違いを見てください。
コーヒーの抽出が間違っている⁈
例を挙げると、
ペーパードリップの抽出の場合・・・お湯を注ぐときに粉全体にかかっておらず、さらにペーパー側にお湯がかかってしまっているのでそのペーパーの味が抽出されてしまっているため、紙の味がコーヒーに混ざってしまっている状態。
フレンチプレスの抽出の場合・・・フレンチプレスの抽出方法は粉とお湯を分けずに直接抽出するものなので、そのコーヒー豆の味がダイレクトに出てしまいます。購入してから期間がかなりたっている古い豆や質が悪い豆を使ってしまっている状態。
道具とコーヒー豆の相性も合っていない場合もあり、その道具に適していない挽き目であったり、抽出時間があっていないなどが考えられます。
コーヒーの雑味が出ないようにする対策
結論から言うと挽き目の具合や分量、抽出時間などを正確に測り、さらにどのような流れで抽出したのかを覚えておくことです。
そうすることで自分が美味しくないと感じた分量や時間などを避けて抽出することができます。
例えば、酸っぱくて美味しくないなと思えば粉の量を1~2gほど増やしたり、抽出時間を短くする。他には挽き目が細かすぎる可能性があるのでもう少し荒くするなど調整ができますし、自分自身が美味しいと感じた挽き目や分量、時間を記録しておけば常に美味しいコーヒーを飲むことができます。
私自身も最初はめんどくさいなと思いましたが、今では無意識に秤を出し、時間を測ってしまいます。
同じ抽出方法でも使っている道具や感覚は人それぞれ違うので自分好みにしていくためにも、「これは美味しかった」、「こっちは美味しくない」、などをどの分量や時間で行ったかわかることで調整して自分好みにしていけるのでオススメですよ。
抽出方法は原因にも書いたペーパードリップや別の記事に書いていますフレンチプレスの入れ方、他にもサイフォンやマシーン関係を使ったものをなど様々な道具がありますが、今回は1番多いペーパードリップ方式で美味しくなる淹れ方をご紹介します。
コーヒーが美味しくなる淹れ方~ペーパードリップ編
ではペーパードリップ方式で約2杯抽出できる方法を用意から抽出の流れまでを紹介いたしましょう。
用意するもの
- 秤(できれば時間も測れるものだとより可)
- タイマー(秤に時間を測る機能がない場合)
- ペーパードリップ
- ドリッパー一式
- お湯 360g(道具等を温めるお湯は入っていません)
- コーヒー 24g(粉の状態で)
抽出の流れ
- コーヒーの粉を用意する。(自分で挽く方はここで粉にします)
- お湯を沸かし、道具もなるべくお湯などで温めておく(ペーパードリップもお湯で濡らしておく)
- 最初に粉全体的にお湯がかかるように60g注ぎます。
- 1分ほど待ってから100gずつお湯を3回注ぎます。(お湯がある程度下に落ちたら次のお湯100gを注いでいく)
- お湯が落ちきったら完成です。
わたしのオススメをちょっとだけ紹介します
わたしはハリオのドリッパー一式を使っています。大手のメーカーなだけあってコーヒー器具だけで約170商品あります。
オリーブウッドをしようしたサーバーやビーカーになっているサーバー、時間も測れる秤などがございます。
別の記事で、なぜハリオを使うのか理由を3選紹介に詳しく書いていますので見てください。
さらにあのパナソニックでも定期便があり、コーヒーメーカーにはなってしまいますが挽きから抽出まで自動になっているので仕事で忙しいときはこれを使って簡単に美味しいコーヒーを飲み、休日はペーパードリップなどご自身で抽出を楽しむなんてこともできます。
コーヒーも毎月選べるので色々なコーヒーを試すことができます。ディカフェ豆コースもあるので妊婦さんでも大丈夫。
下のリンクからショップが見れるので覗いてみてください!
【HARIO NETSHOP】 はこちら👇コーヒーメーカーとコーヒー豆の定期サービス【パナソニック公式】 はこちら👇
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
本記事では皆さまにコーヒーの雑味の原因がなにかを知ってもらい、そしてそこから美味しいコーヒーを自分で淹れる楽しさを知ってほしいという想いで書かせていただきました。
これからも皆さまの悩みに少しでもお役に立てるよう執筆していきたいと思います。
ではでは(^O^)/