コーヒー豆はコーヒーノキになる実、つまりコーヒーチェリーと呼ばれている赤い実の中にある種子を加工しているのです。今回はそのコーヒーチェリーの生育や構造がどうなっているのか、我々が飲んでいるコーヒー豆はどの部分なのかを簡単にわかりやすく解説していきます。
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コーヒーチェリーとは
「コーヒーノキ」と呼ばれる常緑樹(年中緑葉を維持する樹木)から取れる実がコーヒーチェリー、そしてその種子が生産処理され、焙煎をしてコーヒー豆となるわけですね。
このコーヒーノキは適正な気温と高度(標高)の条件が整った、およそ70か国で育てることができます。
ちなみにコーヒーノキは成長すると高さが数メートルにも及ぶため、収穫のときに手摘みでとれるように常に役1.5mの高さになるように選定しているそうです。
コーヒーチェリーの生育方法
1~6までの長い工程をかけてコーヒーノキが成長して、コーヒーチェリーが実り、収穫まですることができるのです。
- 健康なコーヒーノキになっている完熟したコーヒーチェリーの種子を苗床に植えるところから始まります。
2. 種子が発芽すると根が伸びて自身を支えるようになり、苗木となります。
この状態を「ソルジャー」という愛称で呼ばれています。
3.「ソルジャー」が育ち、12枚以上葉がつくほど立派な木に成長したところで、農園に移植します。
このときに土で根を保護した状態で移植となります。
4. そこから3年~5年の長い時間を経てようやく花を咲かせるコーヒーノキ。
4. その花が咲いたあとに実がなります。その実がコーヒーチェリーというわけです。
なり始めは緑色ですが熟してくると赤い実になり、熟すことで収穫期を迎えるわけですね。
5. 収穫方法はその産地によって違いがあり、以下の2パターンがあります。
・未熟なチェリーも完熟したチェリーもまとめて収穫してあとで選別する方法
・完熟したチェリーだけを収穫し、未熟なチェリーは時期をずらして収穫する方法
ここからさらに生産処理などがあり、買い手に渡っていくのです。
これは基本的な生育方法ですが産地によっては少し違っていたり、例えば野生動物を保護するなどの何かしらの目的があったり、その産地ごとにストーリーがあります。そんなストーリーを楽しみながら各産地のコーヒー豆を味わえる定期便があるのでぜひ1度覗いてみてください。
下の青い文字もしくは画像をクリックすることでサイトを見ることができます。
コーヒーチェリーの構造
※画像はイメージです
コーヒーチェリーの中には2つの種子が入っています。
天日乾燥や水に漬けるなどの様々な方法の「生産処理」でこの種子を取り除きます。
この「生産処理」は生産者自らが行ったり、「ステーション」と呼ばれる拠点に売り渡して処理を行ってもらうなどがあります。
ちなみに成長の過程で種子が向かいあっている部分は平坦になるのですが、2つのうち1つにしか栄養が行き渡らないことがあり、平坦な部分を持たない枝豆のような楕円形の特殊な種子ができることがあります。これを「ピーベリー」と呼びます。
よく売っているコーヒー豆の名前にピーベリーとついているのはこういった特殊な種子ということを教えてくれているわけです。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はコーヒーチェリーについて書かせていただきました。
普段飲んでいるコーヒーは手元に来るまでにいろいろ工程を経て来ていますが、まずは木を育てるところから始めてそれが長い年月をかけてコーヒーチェリーを実らせるのです。その中でもよく聞くコーヒーチェリーの構造を知ってほしくて書かせてもらいました。
ではでは(^O^)/