
日本でも「エメラルドマウンテン」という名前で親しまれているコロンビア。南アメリカ大陸ではブラジルに次ぐコーヒーの産地としても有名ですね。
北部、中部、南部で味わいが違っていたり、FNCという生産者連合会があるほどコーヒー関連の仕事が多いコロンビア、そんなコロンビアの歴史や特徴を解説していきますので、ゆっくりご覧ください。
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コロンビアの歴史

コーヒー生産国世界第3位のコロンビア。実は水洗式(ウォッシュド)のアラビカ種コーヒーでは世界1位なのです。
そんなコロンビアにコーヒーが伝わったのが1730年ごろとされていて、修道院に植えられたコーヒーノキのが始まりだと言われています。
そこから70年以上経過した1800年半ばには内陸部でコーヒーの栽培が行われていましたが、ブラジルなどには遅れをとっていたようです。
しかし19世紀が終わる1900年ごろにコーヒー需要が高まったことでコロンビアでも活発的にコーヒー栽培が行われるようになりました。現在ではコーヒー関連の仕事についている人は人口の約1/4、300万人以上と言われております。
そして1927年、コロンビアのコーヒー生産者たちが民主的な組織として、FNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)が設立されました。
少しだけFNCも紹介させてください。
FNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)って?

56万あまりのコーヒー生産者を代表するFNCは、世界有数の規模を誇る農業関連NGOであり、輸出団体でもあります。
生産者と共に、高品質なコーヒーの安定生産と生産者のより良い生活を実現し、世界一リッチなコーヒー「The Richest coffee in the World」として認知向上されるように活動しています。特徴と働きとして以下の4つを上げています。
・民主的、自発的
・非営利
・生産者の生活向上
・コーヒーの品質向上
他にも関連会社で品質管理の別会社やフリーズドライ工場などと連携しながら成果を上げています。
さらにみなさんがよく聞いている「エメラルドマウンテン」もコロンビアが産地となっており、この認定を出しているのもFNCなのです。コロンビア内で13カ所のみ認定が行われ、さらに最終的に熟練の選ばれた本部の鑑定士が決定するほど厳しい基準のため、コロンビアコーヒー全生産量のわずか1%未満となっています。

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コロンビアコーヒーの特徴

山々が北部から南部にかけて広がっているコロンビア。各地域で微妙に違う天候になっているので、ユニークな味わいのコーヒーが育つ環境になっています。
<北部>
標高が低い地が多く、シェードツリーをコーヒーノキの隣に植えて日光が当たりすぎないようにするシェード栽培にすることで、酸味を抑えて柔らかいコーヒー豆の風味を生み出しています。
<中部>
観光地としても知られているカルダ、キンディオ、リサラルダの地域はコーヒートライアングル(三角地帯)と呼ばれているコロンビアの中心近くにあります。標高があり、雨季もあるため土壌が豊かとなり、酸味や香り、コクがバランスよく味わえるコーヒー豆が育ちます。
<南部>
山岳地帯が広がるため標高も高く、その分気温が低くなります。そのため他の地域よりも甘みが強く、濃厚でより複雑な味わいをもつコーヒー豆が育ちます。
栽培はほぼすべてがアラビカ種で、生産処理も伝統的な水洗式(ウォッシュド)で行っています。
コロンビアコーヒーの味わい

コロンビアコーヒーは各地域で味わいが変化し、かつコク、ほどよい苦味、余韻を楽しめるあっさりとした酸味がバランスよく感じることができるすごくバランスの良いコーヒー豆です。
バランスに秀でているため、よくブレンドを配合にするときには使われます。ベースに使われたり、コロンビアの酸味でエチオピアのような甘みを際立たせるといった補佐的なものに使われたりもします。でも最初はシングルオリジンから味わってもらうのがいいかなと思います。
わたしのおすすめをシングルオリジンをご紹介しますのでぜひご賞味ください。
コロンビア エル オソ

シングルオリジンで今回はバランスを楽しんでもらいたいので中煎りを2つ載せましたが、深煎りも見つけた際は飲んでみてほしいです。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はコロンビアをまるっと歴史から味わいまで簡単にまとめてみました。
シングルオリジンでもブレンドでも優秀なコロンビアコーヒー、ぜひコーヒー豆を売っている店舗やカフェで見かけた際は地域や味わいの説明を見て気に入ったら購入してみてください。
ではでは(^O^)/