
アラビカ種の木をロブスタ種の木の根に「接ぎ木(つぎき)」するという手法で味わいをそのままに病害に強いアラビカ種を栽培しています。このような取り組みが地域全体にみられるのがひとつの特徴として有名なグアテマラ。
では味わいにはどのような特徴がみられるのか詳しく書いていきますのでゆっくりご覧ください。
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グアテマラコーヒーの特徴

味わいは爽やかな酸味というのがよく言われていますが、私自身は深煎りで飲むのがおすすめで、お湯の温度が高いときにはカカオのような酸味にチョコレートやナッツの風味やコクが最初に感じられ、後味や冷めてきたときにはくだものの爽やかな酸味が出てくる、少し複雑でより味わい深い酸味が楽しめるコーヒーとなっています。
そんな味わいが生まれるのはグアテマラの環境に隠されています。
国土の約70%が山岳地帯でほとんどが火山活動をしているので火山灰が多く、それが大地に落ちることでミネラルをもたらし、植物が根を伸ばしやすくします。さらに寒暖差が大きいため、冬ごもりするクマのようにコーヒーの実も「甘み」というエネルギーをより蓄えるので酸味と甘みが高まるのです。他にもグアテマラは平野での栽培や雨の降り方にいろいろなパターンがあるため土壌にも微妙な変化が生じていて、これらすべての環境が各地域ごとの異なる組み合わせによって複雑かつ多種多様な味わいが生まれる要因となっています。
そんな多彩な味わいを持つグアテマラを楽しんでみたい方のためにおすすめのコーヒー豆をご紹介させていただきます。
グアテマラ フィンカ ロス ドス ソシオス
👆さまざま産地のコーヒー豆を取り扱っていて、定期便もあるので覗いてみてください。
さらに別の記事でフレンチプレスやコーヒードリップの抽出方法を書いていますので美味しいコーヒーを淹れたい方は参考にしてください。
グアテマラコーヒーの歴史

グアテマラにおけるコーヒーの始まりは1750年ごろに修道士が持ち込んだ苗から始まったとされています。
ただ、持ち込まれただけで実際に栽培が大きく栄え始めたのが約80年後の1832年に政府がコーヒー生産に対して免税や生産割り当てを実施したことがきっかけで生産量が増加したと言われています。
現在は以下の8つの有名な地域が存在し、上質なコーヒーの栽培が育まれています。
・アンティグア
・ウェウェテナンゴ
・サンマルコス
・アティトラン
・コバン
・フライハーネス
・ニューオリエンテ
・アカテナンゴ
ANACAFE(アナカフェ)

グアテマラのコーヒーを話すうえで欠かせないのは「ANACAFE(アナカフェ)」と呼ばれる、コーヒーの生産と輸出を通じて国家経済を強化することを目的とした民間の公共サービス機関です。
協会は全国のさまざまなコーヒー生産者協会や共同組合の代表者を含む理事会によって運営されています。会員は毎年選出され、任期は2年となっています。取締役会には共和国大統領と農業・畜産・食料省の代表者も含まれます。
そしてANACAFEは全国12万5千以上コーヒー栽培家族を代表して以下の使命をもっています。
・ミッション
利益の保護と持続可能なサービスを提供する責任
・ビジョン
グアテマラ産のコーヒーを世界に発信
・価値観
献身と義務、革新と創造性、責任、正直さと誠実さ、そして積極性と仕事の質、これら価値観をもって生産性や質の高いサービス、それらを厳守しつつコミュニティを強化し行動することですべての関係者に利益として貢献します。
・マントラ
持続可能なコーヒー栽培のための質の高いサービス
※ANACAFEのホームページから抜粋させていただいています。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はグアテマラのコーヒーについて書かせていただきました。
中南米に位置するグアテマラはコーヒーの木から接ぎ木で工夫する取り組みをしていたり、独自のコーヒー協会があるなど知れば知るほど楽しくなります。味わいもさまざま環境とそれの組み合わせによる多種多様な美味しさを誇っています。
そんなグアテマラを少しでも知ってもらえたら幸いです。
ではでは(^O^)/